楽に金が欲しくて駅員になったコミュ障の末路

こちらは以下の記事の続きです。

鉄道業界の人出不足について駅員をうつ病でやめた僕が語ってみる。その②

なぜ今、鉄道業界になぜ人が集まらないのか?

理由その3.危険

駅員は現場のお仕事だから危険も伴う。

週末は多くの酔っ払いが改札や、ホームで絡んでくる。特に 女性社員は週末の吞んべえおっちゃんの相手は大変だ。こういう輩は大抵変な人なので応援を呼ぶが、間に合わないこともある。
また、電車が止まると”お客さま”がウォーキングデッドに豹変して襲い掛かってくるよ!

運転見合わせ時では駅員一人に対して50-80人くらいがガーって囲んで「おい!何で止まってんだよ!」「てめえ、ざけんなよ!ぶっこ〇すぞ!?」「どうしてくれんだよ!あ?駅員だろ何とかしろ!」「タクシー代だせや!」「大事な商談なんだよ!〇〇〇〇万の取引だぞ!?保証しろ!」ってワーッて一斉に詰めてくる。

参考画像

これは最初は結構怖い、こうしたお客さまは感情で会話するのでこちらが理詰めで反論すると「火にガソリンをぶちまける」状態になる。だから理詰めの反論はタブーだ。速攻で「お客様センター」苦情がいき、かえって居残り勤務が増えるのでさっさと謝った方が社内的にも無難だ。
だからこんな時はひたすら振替輸送の紙を渡して、謝るロボットになりきるしかない。反論すれば仕事が増えて謝れば仕事は増えないのだ。ボーナス時には駅長さんが「これは日頃のがまん料だよ」って言って明細書を渡してくれた。

割と真面目に鉄道会社は駅員をロボットのように教育したがっている。

解決策について

解決策は経済の需要と供給の法則に従えば人が集まらないなら給与を上げることだ。
しかし会社は賃上げに消極的だ、理由としては実質的に解雇が無いからだ。理由は解雇規制と組合が強いから。
会社の名物おっさんパイセンは「うちの会社は解雇がないぞ!」って言い切ってかなりのムチャをやってたがやはり解雇にならず、無事定年まで勤め上げた。

もう一つの解決策は安く使える外国人実習生をさっさと入れること。

しかしこれは一般の日本人には受け入れがたい事なので現状はどちらも出来ていない、おそらく契約社員の時給を上げることによって対応するのが現実的な選択肢になると思う。(現状は過疎駅は子会社の契約社員を使って対応している。)

駅員の仕事が僕に教えてくれたこと。

ぼくは鉄道員をうつ病で退職した。

最初の頃はそんな会社のことが嫌いだった。でも、振り返ってみると駅員という仕事は僕に人生で大事なことをいろいろと教えてくれた。

1.お金より大事なもの

入社したての頃は時給の高い残業を喜んで受け入れていた。でも睡眠時間が短く、疲れが取れなくなったことで段々と労働意欲が低下していった。また、定年退職した社員が早死したことをきっかけに「ぼくはこのまま65歳までずっと泊まり勤務なのか…、それで長生きできるのか…!?そんな人生で満足できるのかな?」って考えるようになってきた。社内を見回しても「今の自分の人生に満足してる!」って人は少なかった。低睡眠と長時間労働はモチベーションを感情を負のスパイラルへと誘うからだ。

2.家族や友人のありがたみと自分自身でケアすることの大切さ

自分では大丈夫だと思っていても周りの方が「こいつ病んでるな?」って気付いてくれることはある。自分は思ったより強くないし、本音に嘘をついてしまうとものごとは良い方向には進まない。目を閉じると色々な人が心配してくれたんだなって感じる。そしてもっと自分の本音に目を向けて生きたいと思った。

3.駅員はどんなに頑張っても駅員以上にはなれない

駅員の仕事のキャリア選択肢はリーマン程多くはない、大抵は駅員のままか、運転手になるか、その中でエリア長になるかくらいの人生だ。だからこのまま「いい子」にしててもその程度で終わる人生だ。そんな人生でいいのか?”このまま”だとずっと”このまま”だぞって考えるともっと人生を精一杯楽しみたいって思えるようになってきた。これはうつ病になって長い休暇を会社から貰ったことで気付いたよ。このようにケガや病気で働けなくなっても、福利厚生や休職時の手当が充実しているのは鉄道業界の素晴らしい部分だと思う。

続きます。最後は鉄道業界の中の人ならではの駅員オモシロネタだよ。

鉄道会社の中の人が自社のおもしろネタ話をシェアします。

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