この記事ではこんな疑問に応えていきます。
結論から言えばベトナムでは日本の人気は落ち続けていて、目立たない地味な存在になりつつあると言っていいでしょう。
私もベトナム人から面と向かって「日本人はきらい!」と言われたことがあります。
この記事ではどうしてベトナムでこんなことが起きているのか、在住者の視点から客観的に解説していきたいと思います。
本記事の内容
・人気なのは韓流と欧米文化
・ベトナムで日本人が嫌われた理由
海外で感じる日本と海外のギャップの差
日本でテレビをつけると
「日本は海外で大人気っ!」
「日本は素晴らしい文化がある!」
というような番組を多く見かけます。
でもこれって一体本当なんでしょうか?
実際に私の住んでいるベトナムでは韓流、K-popが大人気で日本への興味はゼロに近いように感じます。外出先で「韓国人?」と聞かれることがあるのですが、「日本人だよ。」と答えるとがっかりしたような反応が返ってきたことも。
「私は日本人が嫌い。」というベトナム人に会ったこともあります。
これって一体何が起きているんでしょうか?
Googleトレンドで今の日本の人気を調べてみた
Googleトレンドでベトナムから「日本」で検索すると「日本」の人気が低下し続けている悲しい現実が見えてきます。
そして、実際に海外で住んでみると日本のテレビでみた「日本は世界で大人気!」というのはやはり「嘘」だったというつらい現実を知ることになるのです。
ベトナム人は日本人のことを「素晴らしい」とは考えていませんし、「最高」だとも思っていません。なので「日本人は人気者!」だと思って海外に行くと現実とのギャップを知ってつらい気持ちになる方も多いと思います。実は私もその一人でした。
ベトナムで人気なのは日本と同じ韓流と欧米文化
では一体ベトナムでは何が人気なのでしょうか?
それは今の日本と同じ、韓流と欧米文化です。
これはインターネットによるフラット化した世界が起こした現象によるもので、良いものが世界同時にシェアされていることが要因だと考えられています。この現象については「フラット化する世界」で詳しく書かれていますので興味のある方は読んでみると理解しやすいと思います。
フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(合本)
グローバリゼーション2.0により、これまで規制されていた情報がインターネットで解放されたことで世界で同時に良いもの、カッコいいものがシェアされる時代になってきました。Youtubeやブログもその1つです。
今は「検索」という新産業のおかげで、これまで分からなかったこと=個人が事実、引用句、歴史、他人の個人情報まで、いまだかつてなかったほど、深く掘り下げることが出きるようになってきています。
ですから「ベトナムで流行っていること」と「日本で流行っていること」は同時に起きており、リアルタイムでシェアされているのだと考えた方が自然でしょう。
「日本は大人気っ!」というのは世界で日本がどう扱われているのかを見れば真実は見えてきます。
例えば「J-pop」と「K-pop」で検索するとJ-popは2011年に既にK-popに抜かれていて、現在はその差が15倍以上も検索数が大きいことに気付きます。
「J-pop」の人気はこの15年ほどずっと下降トレンドを描いており、世界では「K-pop」は「J-pop」の15倍も人気がある。これが「現実」なのです。
ベトナムで日本人が嫌われた理由
私は「日本人がきらい」というベトナム人にあったことがあります。
理由と尋ねると「日本人はムラ社会で閉鎖的だから嫌いです、私は最初日本語を勉強したが、日本人は不親切な人が多く、日本に幻滅してしまった。今は韓国語の勉強を楽しくやっている」とのこと。
なるほど、確かに当てはまる部分はありますが、個人的な意見ですので、きっと人それぞれ向き不向きもあるのだと思います。
ネットで検索してみるとベトナム人が日本について最初は良い印象を持ってくれているのが次第に悪化していく様子が明らかになっています。
(外部リンク)》「日本の印象良かった」97%→来日後58%に激減 ベトナム人技能実習生
(外部リンク)》暴力も我慢しろ 親日ベトナム人を反日に変える外国人技能実習制度
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